薬のお話
「食後に服用」ってどうなの?
多くの方が疑問に持たれていることではないでしょうか。
普通は、食事をとらなかった時でも飲んで大丈夫。
ただし、食事と関係の深い病気(糖尿病等)の薬は、やはり注意事項を守ってください。
「食後に服用」というのは・・・
- 薬の胃に対する刺激を和らげる
- 薬のことを思い出して服用してもらう
この2つが目的なのです。
だから、もし、食事を抜いた場合でも薬だけ服用してもかまいません。
1日3回服用の薬が多いのは、
飲み忘れないように食事の時間にあわせて
数時間しか効かないように強さや分量を調整した薬が多いのです。
医師からの薬と、市販の薬の違いについて
医師の処方箋により出される薬は、
市販の薬(一般用医薬品)と比べると、やはり効き目の強いものです。
しかし、強いということは副作用も起こる可能性があるため、
医師の診察によってどのような薬をどれくらい出すか、の判断が必要となるのです。
それに比べ,市販の薬(一般用医薬品)は、
- だれでもすぐに買えて服用することができる
- だから、安全性を考慮して厳しい規制がある
- 主成分を少なめに抑えて、副作用の発生を抑えている
のです。
だから、その分効き目が弱いのも仕方ないのです。
もし、市販の薬を飲みつづけても、一向に症状が改善されないようであれば、
やはり、医師の診断を受けてください。
もしかしたら、違う症状の薬を飲んでいる可能性もあるわけですから。
薬の相互作用について
2つの薬を一緒に服用した時に、こんなことが起こる場合があります。
- 1つ1つの薬では見られない作用が現れる
- それぞれの薬の作用が強く出る
- あるいは弱く現れたりする
こんなときは、飲んだ薬の間には相互作用があるといいます。
そのような相互作用をおこす薬は比較的限られていますが、
自分の薬について不安に思うようでしたら、医師、薬剤師に相談ください。
また、市販の薬や他の病院、他の科でもらった薬を飲んでいる方は
診察の際に必ず医師に伝えておきましょう。
お薬手帳を持参してくださると助かります。
薬を飲み忘れたら・・・
気が付いた時にできるだけ早く飲み忘れた分を服用して下さい。
ただし、次に飲む時間が近い場合は1回分を抜かして、
次からいつものように服用して下さい。
絶対に2回分を1度に服用してはいけません。
1日1回 寝る前服用の薬で便秘薬や睡眠薬を飲み忘れた場合には、
翌日の寝る前からまた服用して下さい。