第4回 糖尿病の食事療法  Part1

なぜ糖尿病は食事療法が必要なのか?

そのわけは糖尿病が食事と密接な関係にある
インスリンの不足や欠乏から起こる病気だからです。

イ ンスリンが不足すると・・・
食べ物を通して摂取したブドウ糖などの栄養分が利用されなくなり、
体の各細胞が栄養不良になります。

一方、利用されないブドウ糖はど んどん増え続け血液中にあふれてきます。
これを放置すると合併症がおきます。

合併症を防ぐには、摂取する食べ物の量を制限し、
各種の栄養分も不足しないよう 食事のとり方を変えなければなりません。
  1. その人に合ったエネルギー量にすること
  2. 栄養バランスのとれた食事に切り替えること
それが食事療法です。
糖尿病の治療の目的は、血糖をコントロールして合併症を防ぐことです。

糖尿病の食事療法を実施するにあたって

  • 食生活は規則正しく
    1日3食の分量は均等にとりましょう. 早食いは損です
    食事時間は毎日同じ時間内にとりましょう

  • 計量の習慣をつけましょう
    目分量はコントロールを乱すもとです
    目分量でもピタリとあたるまで計量しましょう。
    果物、イモ類、骨付きの魚などは食品によって廃棄量が違います

  • 避けてほしい食習慣
    外食:立ち食いそば、ラーメンだけの食事、ハンバーガーだけ
    アルコールの取りすぎ
    加工食品の常用
    甘い飲み物、茶菓子

  • 献立表を書いてみましょう
    今までの食事の過不足がわかります
    食事日記がかけます

  • 食事交換表を学びましょう

 

食事交換表の使い方

食事交換表には、食事を6つのグループに分けて
その食品1単位(80カロリー)の重量がそれぞれ記載されています. 

献立を考えたり、食事内容をチェックするのに便利です。

こちらにカラーで見やすい食事交換票がありました。

参考にされてみてはいかがでしょうか。

不明なところは、当院に来られた時にご質問くださいね。

 

高血圧について、「第5回 糖尿病の食事療法 Part2」として、もう少しお話します。

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