痛風のお話

痛風関節炎の治療について

痛風関節炎は尿酸塩が関節内へ漏出することにより起こります。

その機序は、尿酸が高くて、新たに関節内に尿酸塩が製成される時と
血清尿酸値が急に下がり、あらかじめ作られていた結晶から
零れ落ちる場合があります。


痛風関節炎の特徴

  1. 男性に多い。(男対女は20:1.女性ホルモンが尿酸の排泄促進に働く)
  2. 足の関節、特に親指に起こりやすい。
  3. 1つの関節に発症し、同時に複数の関節が侵される事はまれ。
  4. 痛みとはれは急速に増強し、24時間以内に最高となる。
  5. 特別な治療をしなくとも自然に回復。
  6. 患部を動かさなくとも痛い。
  7. 足を酷使した後、飲酒後、肉を食べた後に起こる。
  8. 高尿酸血症を改善しないと繰り返す。

 

 

発作時の薬物治療

  1. コルヒチンは発作の気配がある時に屯用し増量はしない。
  2. 鎮痛剤を倍量使用し、痛みをとる。
  3. 血清尿酸値を変動させない。
  4. 発作後ゆっくりと尿酸値をさげる。
  5. 尿酸コントロール薬を使っている場合はそのままにして、鎮痛剤を使う。

痛風の病型は産生過剰型と排泄低下型があり、80%-90%が排泄低下型です。

血清尿酸値では7.0 mg/dl以上は病的です。
産生過剰型はプリン体の過剰摂取、肥満、飲酒など、生活習慣病です。

痛風方の生活

  1. 肥満の解消。
  2. 食事指導、エネルギーの適正化、プリン体の摂取制限、アルカリ性食品の摂取。
  3. アルコールの制限。プリン体の多いビール、日本酒のみならず、アルコールはすべて悪い。
  4. 適正な運動。
  5. 十分な水分摂取。
  6. ストレスの解消。

特に、お酒の飲みすぎと食べ過ぎに注意が必要です。
ビールを飲んで焼き鳥を食べるのは最悪ですのでご注意を。

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